
年の瀬を迎えつつあるなか、世の中は殺気立っていて
多くのことが「よくない」または「息苦しい」感じです。
例えていうならば「人が信じられなくなる」出来事が多いです。
なぜ平気で人を刺すやつがいるんだろう?
なぜひき逃げできるのだろう?
なぜ飲酒運転の撲滅を訴えていた警官が酒を飲んで車に乗れるのだろう?
なぜお年寄りから金を巻き上げるやつがいるのだろう?
なぜ戦争をしてもいいんだと平気でいう人がいうんだろう?
絶対に、という言葉を使うことはあまり望ましくないと思いますが、どう考えても絶対に正しくないことは正しくないのだと思います。
人は今まで直面したことのない状況に対して、これも今まで直面したことのない怒りや不安で投げやりになり、そして人を信じられなくなっているのでしょう。
上に書いたような事件は残念ながらこれからもエスカレートしていくでしょう。
これからもっと人を信じることができない人が増えるということでもあるかもしれません。
しかし、その反面人間の良心もさらに強くもなるはずだと私は信じています。
今までは恥ずかしいとか、建前と思われがちだった理想や、人を元気付けるようなビジョンなどをもっと語ることができるようにもなると思います。
人間は進化の過程において、協力することで自然の脅威を乗り越え、他の生物よりも快適に暮らす術(すべ)を身に付けてきたといいます。
だから人は一人では幸せに生きることができず、社会との繋がりを実感してこそ幸せを感じる生き物なのだそうです。
今その人間が繋がるべきはずの社会が疲れ果てている中、良心を信じることや理想を口にすることは不安や怒り、虚無との戦いなのではないか、と最近私は強く思います。